働く女性の悩みは多種多様で、女性ならではの悩みも少なくありません。
しかしながら、統計調査を調べてみると意外にも上位にくるのは給料、将来性、仕事内容といった、男性の悩みとほとんど変わらないものです。
既婚や未婚にかかわらず、働く女性の悩みで最も多いのが給料でしょう。
たとえば、女性は総合職ではなく一般職として採用されることが多く、総合職に比べるとどうしても毎月の給料やボーナスの金額に差が出てしまいます。
一般職は総合職と同じくらいの比率で昇給することもありますが、ある一定まで達すると上がりにくくなる傾向があるのです。
そんな中、企業の売り上げが落ちると給料が減額されてしまいますので、勤務年数と給料が合っていないこともあります。
また、将来性についても女性にとってはゆゆしき問題です。
年齢を重ねていくと結婚や出産を控えることも出てきますが、加えて転勤が多かったり、身体的に厳しい状況が続いたりすると、勤務し続けるのが難しくなります。
さらに35歳を超えると、転職しようと思ってもなかなか厳しいという現実が待ち構えているかもしれません。
仕事内容についても、仕事の幅が限られていて働きながらスキルアップを果たすのが難しいこともあります。
貿易事務や経理といった専門的知識を使う職種なら、経験を積んでスキルアップやキャリアアップが可能です。
職場が変わっても役立つことはできますが、それ以外だと単純作業の繰り返しでやりがいを見出しにくい傾向があります。